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2016年4月15日(金)

【生活のための言語習得(在日タイ人編)】

Masa
 
(Contributed by Masa)
 
何度か書きましたが、私は格闘技が大好きで、キックボクシングを長いことやっていました。格闘技に興味のない方でも、かつてテレビのゴールデンタイムで放送されていたK-1ならご存知なのではないでしょうか。K-1とキックボクシングとは厳密には違いますが専門的なことは割愛し、まあ、あんな感じの競技と思って下さい。
 

さて、野球の本場と言えばアメリカですが、キックボクシングではタイがそれに当たります。現地ではムエタイと呼ばれていますが、タイの観光ツアーにも「ムエタイ観戦」というプログラムが組まれていたりしますので、なんとなく見知っている方もいるかもしれません。
当然、キックボクシングをやっている日本人にとってタイ人選手はメジャーリーガーであり、既に引退したタイ人をトレーナーとして招聘するジムも少なくありません。
 

私の所属していたジムにもタイ人が何人かおりましたが、当然のごとく、来日直後は日本語を全く解しません。何年も日本にいるのに全く上達しない人も多いです。 日本には出稼ぎに来ただけでいずれ帰国するつもりであり、また格闘技の指導は文字通りボディーランゲージで事足りるため、日本語を覚えようという意欲が沸かないのは無理からぬところです。
稀に、驚くほど日本語が上達する人たちもいます。おおむね二つのタイプに分けられます。一番多いのは日本人の女性と結婚して日本に住み着くパターン。もう一つは、日本でキックボクシングを生業として生きていこうと腹をくくるタイプ。後者の中には、日本でジムを立ち上げ、いまでは複数のジムを持ち、自分で興行を手掛けるほどに成功した強者もいます。
 

ムエタイはタイの国技ですが選手の社会的地位は低く、はっきり云いますと、ほとんどの選手は貧困家庭の出身です。ですので、小学校すら出ていない人も多く、外国語を学ぶ素養が十分であるとは残念ながら言えないでしょう。
さて、私のほとんどのブログと同様に、この投稿も突然なんの脈絡もなく終わります。 私は綺麗ごとが嫌いなのではっきりと言いますが、言語習得における最大の動機は、金と異性。それらは知的好奇心などより遥かに強い原動力であり、決して否定すべきことでも蔑むことでもないと私は思っています。
 
 

 
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