Teachers' blog

2016年8月15日(月)

【五輪に関する誤解 その1】

Masa
 
(Contributed by Masa)
 
間違った意味で使われることの多い慣用句は少なくないですが、オリンピックに関する慣用句についてひとくさり。  有名なのはA sound mind in a sound body 「健全なる精神は健全なる身体に宿る」と訳され、「スポーツなどで身体を鍛えれば精神も健康になる」という意味で使われることが多く、その連想から「五輪に出場するようなスポーツ選手は精神的にもさぞ優れているだろう」というイメージを持つ人も多いでしょうが、これは大間違いです。  Wikipedia などには、「富や地位など多くを望むのではなく、肉体と精神の健康を慎ましく願うのがよろしい」というのが本当の意味など書かれていますが、これも間違いです。  原文はIt is to be prayed that the mind be sound in a sound bodyであり訳文「健全なる精神は健全なる身体に宿れかし」。つまり「肉体的に健全であっても精神も健全とは限らない。健全な精神を得るのは難しい。ぜひとも宿って欲しいなあ」という意味です。  ローマ市民は健全な肉体を信奉しているが精神的にはちっとも健全ではない、という皮肉であると言われています。  続く。
 
 

 
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