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2013年10月23日(水)

【Special Education in California 6: カリフォルニアでの特別養護教育事情(6)】

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Special Education in California 6: カリフォルニアでの特別養護教育事情(6

さて、前回は私が専門としていた autism(自閉症)について紹介しました。今回は ADD/ADHD(注意欠陥・多動症)についてお話をしたいと思います。

日本でも最近耳にする事があるかと思われますが、ADD (Attention Deficit Disorder)/ADHD (Attention Deficit Hyper-Activity Disorder) = 注意欠陥・多動症というものがあります。アメリカでは最近特に「落ち着きがない」などを理由に ADHD の診断を受ける子供達が急激に増えていて薬物投与をする事が多い事が問題化されています。この障害は特に発達障害の1つとされており、未就学児の段階で診断される事が多いです。学校の心理学者の診断ではなく、小児科医の診断でなければならないとされています。

色々な説が原因とされていますが、実は未だに解明されていない障害です。治療法も個人差があります。薬物投与、食事療法、心理療法、行動療法など様々です。一説としては遺伝的であるともされており、学校に入学する際の質問票には「家庭で ADD/ADHD と診断されている人がいるかどうか」と聞かれる場合もあります。実際の所、本当に ADD/ADHD を持っているのか、またはただ単に落ち着きがないのか、この辺の診断も医師によって差がありすぎる事もあります。

私が指導していた子供達の中にも薬物投与をされていた子供達がいました。でもやはり、小さいうちから投与されていると薬も慣れてきて投与量も多くなったり、またそれに慣れるまでに副作用が出たりと、薬物投与の恐ろしさを目の当たりにしました。私は教員なので学校内で指導できるのは行動療法、ワーキング・メモリー・トレーニング、環境変容法です。行動療法は、特に学校の心理学者とプランと慎重に作り対応しました。ゴールを立ててそれに向けてタスク達成をする、でもできないと罰を与えるというのがあり、私はあまり賛同できないやり方だと思っていました。ワーキング・メモリー・トレーニングは短期記憶を使って指導する方法の一つです。これは自閉症児にも役立つと言われています。変化容法は、基本的には、気が散るような物が視界に入らないように配慮する方法です。様々な方法があります。

最近よく例として出されているのは食事療法です。アメリカでは炭酸飲料水や添加物が多い食べ物が多いために、体内から影響を及ぼしているとも言われています。これはまだ研究中ですが、赤色色素が入った食べ物などが良くないともされています。Organic(無添加)食品や Sugarless(無糖)食品などが多く出されています。

私の教師歴の中では、ADD/ADHD は、私の子供時代に席を立ってふざけていた友達や、すぐにお友達をボーンと押してけがをさせてしまう子供達と似ていると思いました。でも中には、本当に ADD/ADHD の子供達が辛い思いをしているというのも見ました。例えると、頭からバケツをかぶり、10人くらいの人達に周りから大きな声で一斉に喋られているような感じ。そして、更にそのバケツをグルグル回している感じ。遊園地にティーカップという乗り物がありますよね? あれにずっと乗っている感じと似ているそうです。子供達がどう感じ、どう思って生活をしているのかを考えた上での指導プランを作るために、アメリカの Special Education Teachers は頑張っています。

 
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